
事前連絡しただけで、自由に別の薬局へ切り替わるわけではない
電子処方箋の引換番号と被保険者情報を電話、FAX、アプリなどで薬局へ伝えると、来局前に薬局が電子処方箋を取り出し、調剤準備を始められる場合があります。その後に薬局の休業、営業時間、移動予定などで別の薬局を利用したくなった場合は、同じ引換番号を新しい薬局へ伝えるだけでは受付できないことがあります。
厚生労働省のQ&Aでは、事前連絡したA薬局と異なるB薬局を訪れた場合、B薬局からA薬局へ連絡し、電子処方箋の「受付中」の状態を解除してもらう必要があると案内しています。患者も、A薬局へ事前連絡していたことをB薬局へ正確に伝えます。
まず確認する順序
- 処方箋の発行日と期限内であることを確認する
- 事前連絡した薬局名、電話番号、連絡方法、連絡時刻を確認する
- 可能なら元の薬局へ、変更希望と調剤開始状況を連絡する
- 新しい薬局へ、別の薬局に事前連絡済みであることを最初に伝える
- 引換番号、患者情報、必要な受付方法を確認する
- 薬局間の受付解除と調整が完了するまで、重ねて複数の薬局へ依頼しない
調剤開始後は変更できない場合がある
厚生労働省は、事前連絡した薬局がすでに必要な薬の調剤を開始していた場合、電子処方箋の受付解除ができないことがあると説明しています。その場合は、最初に連絡した薬局で調剤を受けます。
「まだ受け取っていないから必ず変更できる」「営業時間外なら自動解除される」とは考えないようにします。在庫確認、取り寄せ、一包化などの準備が進んでいる場合もあるため、元の薬局へ連絡できるなら現在の状態を確認してください。
元の薬局が休み・連絡できない場合
新しい薬局へ、元の薬局名、事前連絡した方法と時刻、休業していることを伝えます。B薬局からA薬局への連絡や受付解除の調整に時間がかかる場合があります。新しい薬局が営業中でも、すぐ受け取れることを保証するものではありません。
薬の在庫も店舗ごとに異なります。受付状態が解除できても、同じ日に薬を用意できるとは限りません。期限が迫っている場合や服用中の薬がなくなる不安がある場合は、その事情も薬剤師へ伝え、処方元の医療機関への確認が必要か案内を受けます。
電子処方箋の受付先変更は、処方内容や服用方法を患者が変更する手続きではありません。自己判断で服用量・回数を変えず、体調悪化時は処方元へ相談してください。
旅行先・出張先で別の薬局を探すとき
移動前に、利用予定地域の薬局の営業時間、定休日、電子処方箋対応を確認します。厚生労働省は電子処方箋対応施設リストを公開していますが、掲載施設には運用切り替えの確認中施設が含まれる場合があるため、実際の受付可否を電話で確認します。
当サイトでは都道府県から薬局を探せます。店舗ページの「要確認」は対応可能という意味ではありません。電子処方箋受付、在庫、受け取り時刻、代理受取などは店舗へ直接確認してください。
よくある確認
引換番号を別の薬局へ伝えればすぐ変更できますか?
元の薬局で受付中になっている場合は、受付解除と薬局間調整が必要です。新しい薬局へ事前連絡済みの薬局名を伝えてください。
元の薬局が休みなら自動的に解除されますか?
自動解除を前提にせず、新しい薬局へ状況を伝えます。調整に時間がかかる場合があります。
薬をまだ受け取っていなければ必ず変更できますか?
元の薬局がすでに調剤を開始していると、受付解除できない場合があります。
旅行先の薬局ならどこでも受け取れますか?
電子処方箋対応、営業時間、受付状態、在庫を確認する必要があります。利用予定の店舗へ電話で確認してください。
関連情報
公式情報
公式情報確認日:2026年9月29日。受付状況や施設対応は変わるため、関係する薬局へ最新状況をご確認ください。
まとめ
電子処方箋を事前連絡した後に薬局を変更したい場合は、元の薬局への連絡、新しい薬局への事前連絡済み情報の共有、受付解除、在庫と受け取り時刻の確認が必要です。調剤開始後は変更できない場合があります。複数薬局へ重ねて依頼せず、薬局間の調整結果を待ってください。